菌類は自然界の還元者
自然界において植物は生産者、動物は消費者、菌類は分解者(還元者)として位置づけられている。地球上で、太陽エネルギーを用い無機物から有機物を合成できるのは植物のみであり、動物はこの有機物に依存して生きている。菌類は有機物を分解し、最終的には無機物にまで還元することで新しく有機物を合成するための原料を植物に供給しているものであり、このような還元者がいて始めて自然界の物質循環が成り立っている。
(きのこの基礎科学と最新技術より)
メシマコブとは
メシマコブはヒダナシタケ目タバコウロコタケ科キコブタケ属のキノコであり、学名をPhellinus linteusといい、選択的に桑の木をおかす心材腐食菌です。キノコ(子実体)の形状は多孔菌科のサルノコシカケに似ていますが、特徴として管孔部(キノコの裏側)が黄色の発色をしていることです。また、漢方では桑黄と称され薬用に供されます。
菌糸体とは
私たちが普段食べているキノコ(子実体)ではなく、キノコができる前に根元で絹糸状に伸びたものです。菌糸体は子実体に比べてさまざまな分解酵素を出す機能を持っており、たんぱく質やアミノ酸などの優れた栄養成分がたくさん含まれています。